『ウンスーおじさんと鶏モック』

こんにちは、Artmic8eoです。
team POW-WOW projectより、参加クルー『天炎』<天を焦がす怨みの炎>と、彼のコンテンツ『ウンスーおじさんと鶏モック』のご紹介。
基本的に立体造形作家として活動をしているが、イラストやキャラクターのデザインなども手がける。
特筆すべきはその世界観。
10代の後半からの付き合いなのだけど、僕はずっと彼の持つ世界観に魅了され続けてきた。
世界観を作り出す作業とは、容易な作業ではないと思う。
その背景には作者の歩いた道、感じた事、信じているもの、見ようとしたもの、そんなものが組み合わさって世界観となるのではないか？
少し前、天炎が僕に言った。
『美しいモノを作りたい』
この言葉に深いものを感じた。
当の本人は、立体造形家とか作家とかいった呼び方ではなく、自分の事を『造り屋』と呼んでいる。


昨年、彼は某サイトの日記で、ちょっとした連載を始めた。
タイトルはなかった。
エント族に属するみかん頭のオジサンが主人公。
傍らにはペットの鶏モックがいた。

天炎はイラスト(本人曰く、落書き)とともに、第一話のお話を発表(遊びで)。
続きはどうしたら良いかと読者に尋ねた。
僕は面白がって次の展開を考えた。
次の日、第二話がイラストとともに発表される。
天炎問う。次はどうしたらよいかと。
読者考える。
次の日第3話が発表される。

面白い企画だったけど、話は途中で休止状態に入り現在に至る。
僕は結構これが気に入っていたし、消えていくには勿体ないとも思ったので、必殺技の『無理矢理コラボレーション』を行使することにした。
つまり、天炎の知らないうちに彼の日記から写真を盗み(笑)、承諾を得ずに加工／映像化した。
写真の状態は良くなかった。
元々彼が落書きとしてメモ帳に書いたものだ。
画像は悪いけど、約半日で(お互いに遊びの範囲内で)形にはなった。

『ウンスーおじさんと鶏モック』(2007)


まあ、使用許可もなしの無断製作なので、初めてこれ見た天炎氏は悲鳴を上げていた(笑)。
今回、クリエーターの手によるTシャツ展【POW-WOW】において、このウンスーおじさんは復活する。
僕も楽しみにしていたい。


ちなみに最近彼はブログを立ち上げた。
今度は100％立体の製作過程。
あるいはオリジナル、あるいはコラボレーションで造形を展開している。
『fool's Restart』
天炎の天炎による天炎自身の新たな真実への旅がはじまった、と思っている。