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Blog of the T-shirt exhibition which a creator makes. Team『POW-WOW』project.
  クリエーターの手によるTシャツ展『POW-WOW』のブログ / 2008.7.10〜16 吉祥寺リベストギャラリー創        
   
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ドクトル
こんばんわ、Artmic8neoです。
さて、今日は『ドクトルとO氏の実験室』を。(^▽^)
コンペティションに出品するてことは受賞する事もあれば落選する事もあるわけで。
今日紹介するのはそんな、落選した作品。
一応、二次審査は通過だったのですが、受賞出来なかった物です。
落選したからといって、でも自分では気に入ってるわけだからね。

声の出演をお願いしたのは、文学座の佐川和正くん。
この佐川和正くん、実は夏のTシャツ展POW-WOWSaSa-Mongoroidの名前で参加してくれていた。

この件でオファーした時、ちょうど旅公演で地方を回ってるっていう事で、東京に帰るのがしばらく先だという事だったのさ。
じゃあその間に作画の直しとか、そんな事をやっておこうと思ってね。
で、いろいろやってたんだけど、ついに何を手直しすりゃあいいのか解んない状態になってね(笑)。
で、この作品にはドクトルとO氏(おー氏)っていう2人のキャラクターが登場するわけなんだけども、その内のO氏の声を自分でやってみようって思って(笑)。
マイクテストも兼ねてね。
それがそのまま使ってるO氏の悲鳴。
ほら、比べるもんじゃあ無いけどミッキーマウスはウォルトディズニーの声っていう、あれ。
女房に見せたら大爆笑していたのでそのまま採用したっていうわけ。

そうこうしてたら佐川くんが帰って来たので、早速収録をして完成。
収録に際して、僕は声をやってくれる役者さんにはいつも絶対の信頼をしているんだけど、この時もそうだったよ。
現場で2人で会話を交わしながら作り上げていく。
いろいろアイディアをもらって、微調整していく。
談笑しながらね。
『みなさんの想像力のお手伝いをしてくれるはずです』
その固い意思を持った語尾が好きだった。
彼のアイディアだった。
台詞に対する取り組み方、そんなものを勉強出来たとてもいい作品になった。
今回も本当に感謝してるよ、ありがとう。
さて、楽しんでもらえれば嬉しいなあ。


『声』といえば、やはり夏のTシャツ展POW-WOWに参加してくれていた山像かおりさんの芝居『First Kiss』が目前さ。
おそらく皆さん今頃は目が充血して取り組んでるんだろうなあ。
ここにもPOW-WOWのメンバーがいっぱいいるよ。
チラシのデザインはオザワミカさんだし、公式サイトの製作を担当したのはBLUEBERRY CHEESECAKEさんだし(彼は衣装としてTシャツの提供もしている)、制作としてKanaちゃんも参加、そして演出は森さゆ里さん。
なんだこれ、POW-WOWじゃん!(笑)
陰ながら誇らしく思っているよ。
僕はノータッチ、、とはいえ一着だけTシャツを衣装として提供したよ。
まあ採用されるかどうかは、見てのお楽しみー(笑)。
必ず見に行く。

ぼくらが夏に《ドン!》て打ち上げた花火は今も上空に。
星空に紛れて、その輝きに溶け込んでいるようだよ。
(^_^)


『First Kiss』公式サイトへ行ってみない?(^_^)
First Kiss
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君は僕の小さな勇気
今日、僕は自宅の神棚(一応ある)の前でガタガタと崩れ、バラバラになった五体のうちの頭部のみを熱湯に漬け込んだみたいに、、、熱い涙と熱い吐息、それら自分で吐き出した物を自ら感じながら、只々固く目を閉じていた。
獲った。
獲ったよ!
獲った獲った獲った!
TSSショートムービーフェスティバルV CM部門!グランプリだ!
しかもユーザー賞、企業賞のダブル受賞じゃないか!
ありがとう、本当にありがとう!
僕にとって、これは初の『映画祭』での受賞になる。
映画館での上映、番組での紹介等を予定しております、とのこと。
もう言葉が無いのだけれど、折角だから製作時の記憶を辿りながら回顧してみたい。
作品発表時のエントリーはこちら
http://artmic8neo.blog.shinobi.jp/Entry/294/
今日は作画の事を少しだけ記述しておきたいな。
作画に際して、今回はなんともノスタルジックに、記憶の片隅に放置されたままになっている僕の(否、僕らの)思い出のような空気感を表現したかった。
だから、これに関しては余計なグラデーション等は使わないんだ、と決めていた。
そして、古き良き日本映画の頃のように演出をしたかった。
全ては溝渕ゆう子ちゃんの曲(マリア)からインスピレーションを得ていたよ。
で、作画に入る。
home
さて、列車が遠のいていく遠近法の表現。
実はこれ厄介なの。
遠近法ってのは遠い距離は小さく、近い距離は大きく見える(当たり前)。
ところが、アニメションというのは絵であって、絵というのは2次元の世界だから、当然一枚の絵に関しては遠近法は存在しない(立体ではないから)。
冒頭シーンの、少年の脇で列車が動くシーンだけど、解るかなあ?
列車がこちらに近づけば、平面である列車そのものも拡大されてしまう。
簡単に言えば『列車が走っているようには見えなかった』。
だから、列車だけを背景やキャラクターよりも巨大なサイズで作画し、縦横の比率も他とは違う比率に作画した。
こうして列車が入る距離、列車の絵がその距離分拡大されるのに耐えられる処置をしたわけさ。
同様の処置は劇中いくつかあるよ。
少女が去るシーン。
特に唯一の台詞シーンだし、核になるわけだから神経を使った。
ラストシーン
面白いのはラストの、少年が見上げるとカメラがパンして駅員さんが映し出されるシーン。
普通に作画したのでは少年が見上げた映像にはならない。
だからこのシーンの駅員さん、胸のあたりから上は、大げさな遠近法で描いています。
この方法はElephant SANTIEのChapter1でも使ってるし、他の作品でも必要に応じて使っているよ。
2次元と3次元を行ったり来たりしないとやっていけない。
でも、僕はアニメーションが本当に好きだ。
僕にとってのファンタージェンだ。

映画『ネバーエンディングストーリー』の中で、バスチアンが言う。
『願い事はいくつまで?』
幼心の君はこう言う。
『いくつでも。願い事の数だけ強大なファンタージェンになる。』
気が狂いそうになる事なんてしょっちゅうだよ。
でもそんな事を論じて何になる?
今現在、自分が正気でいるのかさえ解らない状況の時だってある。
そんな時、正直僕は妻に聞くんだ。
『僕は本当に正気なんだろうか?どこかおかしくないか?』
って。
妻はいつも決まってこう言う。
『大丈夫』
って。
今、未だ乾ききらない瞼を必死で擦りながら、全ての人に感謝を捧げる。
ユーザー賞を溝渕ゆう子ちゃんに捧げる。
企業賞を山谷典子ちゃんに捧げる。
そしてこの作品『君は僕の小さな勇気』を、いつも僕を陰から支えてくれる妻に捧げたい。
ぼくは、栄誉をいただく。
あ、賞金は全て僕が誇りを持っていただく(笑)。奢ってあげる(笑)。大丈夫(爆)。
(^▽^) ありがとう!
関連リンク
TSSショートムービーフェスティバルV
全労済
テレビ新広島
filmo
NG
※それからホームページ、リニューアルしました。見て下さいね(^▽^)
from : Artmic8neo
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■映像作品Link free (アイコン、どうぞご自由にお持ち下さい※CDジャケットのようなものと思って下されば。)
memoriesアイコンbolero君は僕の小さな勇気the lost planetrinto
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POW-WOW project
能書き:
【POW-WOW】は2008年7月10から16日まで吉祥寺のリベストギャラリー創で開催する『クリエーターの手によるTシャツ展』のユニットです。
POW-WOWとは異なる種族間の会合を意味します。
これよりイベントまでの間、参加者がそれぞれの日常、あるいは作品の制作過程などをこのブログで発表していけるものとします。
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